「ゴジラVSビオランテ」 G細胞から誕生した植獣ビオランテ降臨!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、映画ゴジラシリーズ17作目、「ゴジラVSビオランテ」(1989年)をとり上げます。

「ゴジラVSビオランテ」

G細胞から誕生した植獣ビオランテ降臨!

作品概要

作品名:ゴジラVSビオランテ
公開日1989年12月16日
分数:104分
動員数:200万人
出演者:三田村邦彦/田中好子/高嶋政伸/小高恵美/沢口靖子 他
製作:田中友幸
監督・脚本:大森一樹
プロデューサー:富山省吾
音楽:すぎやまこういち
特技監督:川北紘一

※東宝公式サイトより

ゴジラVSビオランテ(Prime Video)

あらすじ

ゴジラの襲来によって廃墟と化した新宿。そこに新たな争いの火種が生まれていました。
それは、ゴジラが残した細胞、通称「G(ゴジラ)細胞」…。

G細胞をめぐって、サラジア共和国とバイオメジャーが激しい争奪戦を繰り広げます。
その巻き添えで愛娘・英理加を失った白神博士は、密かにある新生物をつくり出します。
それは、バラと英理加とG細胞を合成したバイオ怪獣ビオランテ…。

ときを同じくして、三原山からゴジラが復活…。
ゴジラ対策の指揮を任された防衛庁・黒木は、新兵器スーパーX2により迎撃しますが、ゴジラを止めることができません。
そしてゴジラは浦賀水道から小田原に上陸。芦ノ湖に向かうと、ついにビオランテと対峙します。

果たして、ゴジラとビオランテの対決の行方は…?
黒木ら自衛隊の決死の作戦は…?人類はゴジラを止めることができるのか?

レビュー

「ゴジラVSビオランテ」
平成ゴジラシリーズ第2作。1989年公開の作品です。

前作「ゴジラ」(1984年)の成功を受けて、東宝は次回作の原案を一般から公募しました。
応募総数5025作品。その中から4本の佳作と3本の準佳作が入賞を果たします。
この「ゴジラVSビオランテ」は、その中の1本を原案に製作されたもの。1/5025ってすごいね…。

本作品で重要な鍵を握るキャラクターが、東宝シンデレラ第2回グランプリ・小高恵美さん演じる三枝未希
ゴジラと交信できる超能力者を演じて存在感を示しました。この三枝未希は、後の平成ゴジラ作品にも引き続き登場することになります…。

ちなみに、英理加を演じる沢口靖子さんは第1回グランプリ。
ゴジラシリーズでシンデレラのバトンタッチがされました。

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見どころ

それでは、そんな映画「ゴジラVSビオランテ」。個人的な見どころを紹介します。
※ネタバレになる記述がありますので、ご注意ください。

1.芦ノ湖決戦

ゴジラは小田原に上陸すると、ビオランテのいる芦ノ湖に向かいます。
白神博士は、ゴジラが自分の細胞を持つ分身に引き付けられたのではないかと推察します。

不死身のG細胞を持つ両獣。一方は動物、一方は植物
その戦いは壮絶なものでした…。ビオランテの触手がゴジラに巻き付きます。さらに毒霧を吐いてゴジラを苦しめます。

しかし、元祖G細胞の持ち主、ゴジラは強かった…
怒りの放射熱線を吐き出すと、触手さらには本体を粉砕。ビオランテは炎に包まれました。

ゴジラはそのまま駿河湾に去っていきます。
しかし、ビオランテは死んでいませんでした…

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2.ゴジラVS自衛隊

「ゴジラVSビオランテ」を銘打っていますが、今回ゴジラと熾烈な戦いを繰り広げるのは自衛隊です。
「ゴジラVS自衛隊」と言っていいほど、熱い戦いを繰り広げます。

これまでのゴジラシリーズでは、大体がヘッポコだった自衛隊…。
今回はひと味違います。そのカギを握る存在が、ゴジラ対策の指揮を任された、若きエリート・黒木です。

黒木は前例にとらわれない戦略立案と合理的な判断で、ゴジラを追い詰めていきます
新兵器スーパーX2による攻撃、抗核バクテリアの撃ち込み、実験中のサンダーコントロールシステムに投入…。

黒木チームの活躍も見どころです。
演じている俳優陣もカッコいいんですよね。高嶋政伸さん、鈴木京香さん、豊原功補さん、峰岸徹さん…。
特に、峰岸さん演じる権藤一佐の泥臭い活躍は見もの。その最期はあっぱれでした…。

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3.若狭湾決戦

死んでいなかったビオランテ…。超絶進化を遂げて、若狭湾に降臨しました。
このビオランテの進化っぷりがものすごい。

最初の形態は植物のバラを模した姿かたち(花獣)でしたが、今回は完全に動物(植獣)。
見た目は凶悪そのものです。超進化した動物形態でゴジラを襲います

ゴジラの手のひらを貫通する触手。噴霧される毒の粉。
そして、怪獣史上最大ともいえる口角の広がりを見せて、ゴジラを呑み込もうとします

ビオランテの牙がゴジラの頭部に食い込みます。ゴジラ危うし…。
果たして、ゴジラVSビオランテ、最終決戦の行方は?

ビオランテ(フィギュア)

今日の1枚

それでは、そんな名シーンを伝える、ふゆき画伯(?)の「今日の1枚」
題して、ビオランテ、ゴジラを呑み込まんとす!描きました。

超絶進化を遂げたビオランテの風貌は、もはや植物とは思えません…。
この大きな口は、ゴジラ史上に残る凶悪さです。

でも、実は人間(英理加)の遺伝子も組み込まれているビオランテ。
戦い終わって、最後の最後に見せるビオランテの姿には胸が詰まりました…。

ありがとう、ゴジラ! ありがとう、ビオランテ!

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