「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」 地球をかけた怪獣タッグマッチ

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、映画ゴジラシリーズ12作目、「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」(1972年)をとり上げます。

「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」

地球をかけた怪獣タッグマッチ

作品概要

作品名:地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン
公開日:1972年3月12日
分数:88分
動員数:178万人
出演者:石川博/菱見百合子/梅田智子/西沢利明/高島稔 他
製作:田中友幸
監督:福田純
脚本:関沢新一
音楽:伊福部昭
特殊技術:中野昭慶

※東宝公式サイトより

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(Prime Video)

あらすじ

売れない漫画家の小高健吾が出会った、世界子供ランドの怪しげな男たち。
実は、彼らは地球征服を狙うM宇宙ハンター星雲人でした。

彼らは、建造の進む子供ランドからM宇宙に向けて音波を発信。
宇宙怪獣ガイガンとキングギドラを呼び寄せるのでした…。

一方、怪獣島にいたゴジラとアンギラスもこの音波を受信。
地球の危機を察知した両獣は、宇宙怪獣の侵略を阻止すべく、日本に向かいます。

そして迎える、宇宙怪獣と地球怪獣の壮絶な戦い
果たしてゴジラは地球を守ることができるのか。小高ら地球人はM宇宙ハンター星人の野望を阻止できるのか…。

レビュー

ゴジラシリーズの12作目「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」(1972年)。
公開当時は第2次怪獣ブームの真っ只中。本作はその影響を受けて、一大娯楽作品として企画製作が進められました。

特に、これまで人類の脅威であったゴジラは、本作では完全に人類の味方として登場。
公開時のキャッチコピーは、「宇宙のわるもの怪獣をやっつけろ!ゴジラがんばれ地球をまもれ!」。
以降、「メカゴジラの逆襲」まで、ゴジラはヒーロー怪獣として「わるもの怪獣」と戦うことになります。

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なお、娯楽作品のイメージを決定づけたとも言えるのが、ゴジラとアンギラスの会話のシーン。

ゴジラ「おい!アンギラス」
アンギラス「なんだい?」
ゴジラ「すぐていさつにゆけ」
アンギラス「OK!」
ゴジラ「いそげよ」

こんな会話が、アニメ処理された「吹き出し」付きでスクリーンに映し出されました。
これには賛否両論が巻き起こりました。まあ、子供向けの娯楽作品だと割り切ればいいんだけどね。みんな「俺のゴジラ」愛が強いから…。

それでも、作品の底流に社会に対するメッセージが込められているのもゴジラ作品の特徴。
本作では、科学万能主義に対するアンチテーゼが込められています。そのメッセージは今にも通じるんですよね…。

見どころ

それでは、そんな映画「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」。個人的な見どころを紹介します。
※ネタバレになる記述がありますので、ご注意ください。

1.ガイガン登場

M宇宙から地球に飛来する2つの影。
一つはキングギドラ、もう一つは青い水晶のような円盤…。
その円盤が爆発すると、そこからガイガンが登場しました。

ガイガンは鉤爪状の手でビルを次々に破壊。
さらに、腹部の回転ノコギリでビルを切り刻みます。

炎に包まれるビルを背景に、勝利の雄叫びを挙げる姿は凶悪そのもの
キングギドラだけで手に負えないのに、こんな怪獣を登場させるなんて、エンターテイメント盛りすぎでしょう…。

ガイガン アクションフィギュア

2.怪獣タッグマッチ

そんな宇宙怪獣ペアに立ち向かうのが、われらが地球怪獣ペア
ゴジラとアンギラスです。この作品では、明らかに上下関係があります。親分ゴジラ、子分アンギラス。

戦いのゴングがなると、まずは宿命の対決、ゴジラ対キングギドラ。
そこにガイガンが空から攻撃を仕掛けます。アンギラスはどおしたぁーっ?

白熱の戦いはやがて終盤へ。
追い詰められたゴジラとアンギラスは怪獣語で会話を交わし、最後の作戦に出ます。
地球の平和をかけた怪獣タッグマッチ。果たして、その決着の行方はいかに…。

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今日の1枚

それでは、そんな名シーンを伝える、ふゆき画伯(?)の「今日の1枚」
ゴジラ&アンギラス 対 ガイガン&キングギドラ、怪獣タッグマッチを描きました。

イメージはプロレス興行のポスター。
そうなんです。この戦いはまさに「怪獣プロレス」。地球の平和をかけたタッグ戦です。
これも娯楽を意識した戦闘シーンを考えた結果なんでしょうね。
最後は4大怪獣それぞれが見せ場をつくって、世紀の対決は決着となりました。

ありがとう、4大怪獣!ありがとう、「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」!

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