「ゴジラ1984」怪獣王ゴジラ復活!新宿高層ビル群を大破壊!!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、映画ゴジラシリーズ16作目、「ゴジラ'84」(1984年)をとり上げます。

「ゴジラ1984」怪獣王ゴジラ復活!

新宿高層ビル群を大破壊!!

作品概要

作品名:ゴジラ’84
公開日:1984年12月15日
分数:103分
動員数:320万人
出演者:小林桂樹/田中健/沢口靖子/宅麻伸/夏木陽介 他
製作・原案:田中友幸
監督:橋本幸治
協力製作:田中文雄
脚本:永原秀一
音楽:小六禮次郎
特技監督:中野昭慶

※東宝公式サイトより

ゴジラ1984(東宝DVD名作セレクション)

あらすじ

伊豆諸島南端・大黒島が爆発してから3か月後。
付近をヨットで航行していた新聞記者・牧は、遭難した「第五八幡丸」を発見。
唯一の生存者・奥村を救い出すと、巨大生物ゴジラが復活したことを知ります。

その頃、日本近海でソ連の原子力潜水艦が撃沈されるという事件が発生。
原潜の撃沈はゴジラの襲撃によることが判明。日本政府はゴジラ襲撃に備えた防衛線を敷きます。

その直後、静岡県の井浜原子力発電所にゴジラが現れます。
原発施設を破壊、原子炉から放射能を吸収すると、海に消えていきました…。

再上陸の危険が高まる中、米ソは核兵器の使用を日本に迫ります。
日本で2度と核を使用させない…。政府が独自の撃退策を急ぐなか、再びゴジラが東京湾に姿を現しました…。

東京の街を蹂躙するゴジラ…。はからずも始まる核攻撃のカウントダウン…。
新宿の街に取り残された牧と奥村の妹・直子の運命は?果たして、人類はゴジラから東京を守ることができるのか…

レビュー

新しいゴジラシリーズの幕開けとなる「ゴジラ」(1984年)
「メカゴジラの逆襲」(1975年)から9年ぶりとなるゴジラの新作です。

いわゆる「平成ゴジラ」シリーズの最初の作品です。
本作の公開は昭和ですが、後に続く作品との連続性から平成ゴジラシリーズに分類されています。

ゴジラ1984(Prime Video)

80年代に入って、過去のゴジラ作品を再評価する動きが出だします。
この流れを受けて企画されたのが、ゴジラ第1作のような大人をターゲットにした「こわいゴジラ」でした。

設定は、第1作で葬られたゴジラが火山活動によって30年ぶりに復活するというもの。
そのため、「ゴジラの逆襲」から「メカゴジラの逆襲」まで無かったことになりました。

また、大人向けのゴジラとして、当時の米ソ対立を背景とした政治ドラマを盛り込んだのも特徴
この辺りは、のちの「シン・ゴジラ」にもつながる社会的なメッセージですね。

見どころ

それでは、そんな映画「ゴジラ’84」。個人的な見どころを紹介します。
※ネタバレになる記述がありますので、ご注意ください。

1.ゴジラの表情

新しいゴジラシリーズとなって変わったのは設定だけではありません。
ゴジラの特撮にも最新のテクノロジーがとり入れられました。

映画を観ると分かるのですが、ゴジラの表情がリアリティを増しました
これまでは着ぐるみ感が拭えなかったのですが、本作ではロボット技術を組み込んだサイボット・ゴジラが製作されました。
なんと身長4.8m。大スクリーンのアップでも迫力が伝わる、生物的な動きを実現しています。

ゴジラ(1984)フィギュア

東京湾から突如姿を現し咆哮するゴジラ。
電車を持ち上げ、車窓をのぞき込んで咆哮するゴジラ。
新宿のビルをのぞき込んで咆哮するゴジラ(特別出演の武田鉄矢さんが腰を抜かします)。
カドミウム弾の砲撃を受けて苦悶するゴジラ。

どれをとってもこれまでの昭和ゴジラシリーズにない大迫力の表情です。
ラストの三原山での咆哮シーンも、そのリアルな動きに感情が移入されます。
やはり日本の特撮はすばらしい。その進化に大拍手です。

2.ゴジラ、新宿に現る

今回、ゴジラが襲来するのが、高層ビルの並び立つ新宿の街
高層ビル群が舞台とあって、ゴジラも見劣りしないよう、50mから80mに巨大化されました。

物語のクライマックス、新宿の高層ビル群に現れるゴジラ…。
昭和ゴジラとは異なる超高層ビル群のなかにそびえ立つゴジラの姿は圧巻です。

ゴジラ1984(東宝Blu-ray名作セレクション)

高層ビル群の破壊シーンも大迫力です。
ゴジラの吐き出す放射熱線が高層ビルを貫通…。
尻尾がビルを破壊すると、巨大な足の爪が道路を切り裂きます。
さらには、力任せにビルを打ち倒すゴジラ…。

やりたい放題。もはや誰もゴジラを止められない
新宿の街は燃えさかる炎に包まれます。黒煙を上げる高層ビル群…。
この新宿大破壊は、特撮チームもやりがいがあっただろうな…。心から拍手を送りたいです。

今日の1枚

それでは、そんな名シーンを伝える、ふゆき画伯(?)の「今日の1枚」
題して、平成ゴジラ、新宿高層ビル群に迫る!を描きました。

ゴジラは高層ビルを次々と破壊。新宿の街を壊滅状態におとしめます。
終盤、廃墟と化した新宿の街を逃げ惑う牧と直子のシーンは見どころの一つ。
スリル満点、迫力満点。「こわいゴジラ」が見事に復活しました。

さあ、いよいよ平成ゴジラシリーズがスタート
次作も次々作も紹介していきます。お楽しみに。

ありがとう、ゴジラ! ありがとう、平成ゴジラシリーズ!

ブログランキングに参加しています

にほんブログ村 映画ブログ 特撮映画へ

 

 

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事