こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「特撮のDNA」第2弾。「ガメラ2 レギオン襲来」です。
特撮のDNA
怪獣好き男子&女子にはたまらないイベント「特撮のDNA」。
2019-2020シーズンのこのイベントにやって来たのは、大怪獣ガメラでした。
サブタイトルは「平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮」です。
あらためて平成ガメラをプライムビデオで観なおして、本イベントに参戦。
その模様は前回の夢中図書館で紹介しました。
しかし、平成ガメラは、1本で終わりではありません。
1995年公開の「ガメラ 大怪獣空中決戦」の好評を受けて、続編が制作されたのです。
それがこちら、「ガメラ2 レギオン襲来」。
通称「G2」。これも傑作でした…。
まずは、映画「ガメラ2 レギオン襲来」のストーリーを振り返りましょう。
ガメラ2 レギオン襲来
「ガメラ2 レギオン襲来」が公開されたのは、「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995年)の翌年1996年。
その舞台も、ギャオスとの大怪獣空中決戦から1年後でした…。
あらすじはこんな感じです。
ギャオスとの戦いから1年後…。
北海道に謎の流星雨が降りそそぎます。
その正体は、宇宙から飛来した生物の群体…。
レギオンと名付けられた群体は、札幌の街と人々を襲い繁殖を開始しようとします。
札幌壊滅の危機にやって来たのは、地球の守護神ガメラ。
ここから、地球外生物レギオンとガメラの地球をかけた戦いが始まります。
舞台は、札幌から仙台、そして関東へ。
やがて姿を現す巨大レギオン…。その圧倒的な力の前にガメラは活動を停止します。
ガメラ絶体絶命…。人類破局へのカウントダウン…。
消滅するのは、日本か、レギオンか!?
本作でガメラと対峙する怪獣は、オリジナルの新怪獣レギオン。
このレギオンが物凄い…。敵ながら、その凶暴さと独特なフォルムに惚れ惚れしてしまいます。
序盤で登場する小型のソルジャーレギオンが地下鉄を襲うシーンは、ホラー映画さながら…。
そしてガメラを圧倒する巨大レギオンのフォルム…。虫をイメージしているようですが、その異様な姿はジャパニーズ・エイリアン。怪獣造形を手掛けた品田冬樹さんの傑作です。
展示コーナー
そんな傑作映画「ガメラ2 レギオン襲来」。
展示コーナーに入ってまずギョっとするのが、実物大のソルジャーレギオン。
キモい…。これが群れを成して人を襲うんだから、マジでこわいです。
そして、このソルジャーレギオンを操る母体、巨大レギオン。
こちらはさすがに実物大はムリですが、その独特なフォルムはミニチュアでも迫力十分。
特に、その頭部は怪獣史上に残るキモかっこ良さ…。
鋭角的なフォルムで、その凶悪さを剥き出しにしています。デザインも手掛けた特技監督の樋口真嗣氏のサイン入りです。樋口監督も思い入れが強いんだろうな…。
そして、ガメラ!
リアリティを追求する平成ガメラ。レギオンに負けじと、凶暴な表情を見せますが…。
中盤で、登場する衝撃的なシーン…。通称「炭化ガメラ」が展示されていました。
爆発により全身が炭化して活動を停止したガメラ…。これは映画を観た人なら必ず息をのむはず…。
素晴らしい…。展示を見ていると、映画の名シーンがよみがえってきます。
CG(コンピューターグラフィックス)もいいけど、こうして撮影時の造形やミニチュアを見れるのは、特撮の良さですね。
「特撮のDNA」。ぜったいに次代に継いでいきたいですね。
ありがとう、特撮のDNA! ありがとう、G2!