こんにちは。夢中図書館へようこそ！
館長のふゆきです。
今日の夢中は、映画ゴジラシリーズ19作目、「ゴジラVSモスラ」（1992年）をとり上げます。
「ゴジラVSモスラ」
平成モスラ誕生！地球を守れ、極彩色の大決戦
作品概要
作品名：ゴジラVSモスラ
公開日：1992年12月12日
分数：102分
動員数：420万人
出演者：別所哲也／小林聡美／村田雄浩／小高恵美／大竹まこと 他
製作：田中友幸
プロデューサー：富山省吾
脚本：大森一樹
音楽監督：伊福部昭
監督：大河原孝夫
特技監督：川北紘一
※東宝公式サイトより
あらすじ
太平洋の小笠原沖に巨大隕石が落下…。
その影響で、海底に眠るゴジラが目覚めました。
一方、南洋のインファント島には、地中から巨大な謎の卵が出現しました。
トレジャーハンターの藤戸拓也は、元妻の手塚雅子、丸友観光の社員・安東健二と一緒にインファント島に赴きます。
一行は謎の卵に辿り着くと、島の小美人2人からそれがモスラの卵であることを告げられます。
あわせて2人は、太古に封印した黒いモスラ「バトラ」の復活も警告するのでした…。
その予告通りに、北の海の氷河からバトラが目覚めます。
やがて怪獣たちは日本に来襲…。ゴジラ、モスラ、バトラの三つ巴の戦いがはじまりました。
はたして戦いの行方は…？拓也と雅子は…？日本の運命はどうなるのか…？
レビュー
ゴジラVSモスラ。
ゴジラシリーズ19作目。平成ゴジラシリーズ4作目です。
本作品では、前作のキングギドラに続き、昭和シリーズの人気怪獣「モスラ」が復活。
なんと、オープニングの嵐のシーンでは、一部「モスラ対ゴジラ」の映像が使用されています。
作品にはモスラといつも一緒に登場する2人の小美人「コスモス」も登場。
今回小美人を演じるのは、第3回東宝シンデレラコンテストのグランプリと審査員特別賞の2人。
彼女たちは、役名そのままのユニット「コスモス」としてアイドル活動もしました。
今回、作品の底流に流れるのは「環境問題」。
至るところで、人類による自然環境破壊への警告ともいえるメッセージが挿入されます。
この辺りは、単なるエンターテイメントだけでなく社会問題を訴えるゴジラ作品のDNAですね。
見どころ
それでは、そんな映画「ゴジラVSモスラ」。個人的な見どころを紹介します。
※ネタバレになる記述がありますので、ご注意ください。
１．モスラ来襲
とらわれた小美人を助けるために、幼虫モスラが東京に来襲します。
本当は地球を守る存在なのですが、街を歩くだけでビルが破壊されるもんだからたまったもんじゃなりません。
作中で、安東が「地球が怒ってるんです」と発するシーンがありますが、たしかにそうかも…。
モスラは、自衛隊の実弾攻撃を受けて弱りながらも、国会議事堂へ。そこで口から糸を吐き出し繭をつくります。
そして迎える羽化のシーン…。金色の鱗粉を巻きながら成虫モスラが誕生するシーンは感動的です。
拓也と雅子の娘みどりが「きれい…」とつぶやきます。
ゆっくりと羽根を開いて、飛び立っていく成虫モスラ。向かう先は、こちらも成虫と化したバトラ…。
時を同じくして富士山が噴火。噴出する溶岩の中からゴジラが出現します。
いよいよ、三怪獣の最終決戦がはじまりました…。
２．横浜みなとみらい決戦
互いに成虫となったモスラとバトラ。
太古からの宿命のライバルは、ときを現代に移して壮絶な戦いを繰り広げます。
戦いの場は横浜みなとみらいエリア。
ベイブリッジが、中華街が、大観覧車が破壊されます。そして、ランドマークタワーも粉々に…。
ゴジラも来襲して、横浜みなとみらいエリアは三怪獣のバトルエリアと化します。
ゴジラは、モスラとバトラに放射熱線を照射。ゴジラ無双ぶりを発揮したとき、戦い続けてきたモスラとバトラがなんと…。
今日の1枚
それでは、そんな名シーンを伝える、ふゆき画伯（？）の「今日の1枚」。
題して、モスラとバトラ、太古からの戦いふたたび！を描きました。
本作品が公開された当時のキャッチコピーは「極彩色の決戦」。
暖色系で美しいモスラと、ダークでおどろおどろしいバトラ。
対照的な両獣ですが、強大な敵ゴジラを前に、最後は分かり合うんですよね…。
極彩色のモスラとバトラが協力して、ゴジラに立ち向かうラストは感動的です。
ありがとう、モスラ！ ありがとう、バトラ！ ありがとう、ゴジラ！
