「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」 大バサミがゴジラを襲う!

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こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、映画ゴジラシリーズ7作目、「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(1966年)をとり上げます。

「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」

大バサミがゴジラを襲う!

作品概要

作品名:ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘
公開日1966年12月17日
分数:86分
動員数:421万人
出演者:宝田明/水野久美/砂塚秀夫/当銀長太郎/伊吹徹/平田昭彦 他
製作:田中友幸
監督:福田純
脚本:関沢新一
音楽:佐藤勝
特技監督:円谷英二

※東宝公式サイトより

あらすじ

大型ヨット「ヤーレン号」に乗り大海原を航行する吉村たち。
嵐の最中、海の中から大きなハサミが現れると、ヨットを粉々に砕きます。

海に投げ出された彼らが漂着したのは、南海の孤島・レッチ島でした。
そこは、世界征服を企む秘密結社「赤イ竹」の基地。
近海には、用心棒怪獣「エビラ」が潜みます。エビラは大きなハサミで、近寄るものを攻撃していたのでした。

吉村たちは「赤イ竹」から追われ、なぞの洞窟に逃げ込むと、奥底に眠るゴジラを発見します。
島から脱出を図る吉村たちは、ゴジラを目覚めさせようとしますが…。

やがて始まる南海の大決闘
果たして、吉村たちは「赤イ竹」の企みを食い止めることができるのか。そして、ゴジラはエビラを倒すことができるのか…。

レビュー

ゴジラシリーズ7作目「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」
ゴジラ、エビラ、モスラの三怪獣がクレジットされていますが、モスラは最後に登場するだけ。
実質的には、ゴジラとエビラの対決を中心に描かれている作品です。

この作品が公開された1966年は、特撮にとっても転機ともいえる重要な年。
この年に、円谷プロによる「ウルトラQ」と「ウルトラマン」が放映されて、世間は空前の「怪獣ブーム」にわき立ちました。
男の子は、一度はウルトラマンに変身して怪獣と戦う遊びをしたのではないでしょうか…。

なお、モスラ登場ということで、インファント島の小美人も登場します。
本作では、映画「モスラ」から演じてきたザ・ピーナッツに替わって、ペア・バンビという双子タレントが演じています。
この2人も歌が上手い…。やっぱりモスラを動かすには、きれいな歌声が必要なんですね。

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見どころ

映画「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」、個人的な見どころを紹介します。
※ネタバレになる記述がありますので、ご注意ください。

1.美女と怪獣

なんと本作では、ゴジラが人間の美女に関心を示すという貴重なシーンがあります。
赤イ竹から追われる美女を助けると、岩に腰掛けてじーっと見惚れます。おい、ゴジラ…。

これは、この作品がもともと「キングコング対エビラ」として企画、シナリオが練られたから。
キングコングを起用するはずが、急遽ゴジラに変更となったことから、こんな名(迷)シーンが生まれました。

さらに、大コンドルが美女を襲おうとすると、放射熱線を吐き出して撃退。
美女を助けます。大コンドルを倒した後のドヤ顔は見ものです…。

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2.ゴジラ対エビラ、海中の決戦

ゴジラとエビラの対決は、ゴジラ史上に残る激戦となりました。
両獣の戦いは、すべて海上もしくは海中で行われました。

海中で圧倒的な力を発揮するエビラ。ゴジラを海中に引きずり込んで苦しめます。
ただ、さすがはゴジラ、まったく屈しません。それどころか強力な牙が、固い甲殻を突き破ります。

最後のハサミをもぎり取るシーンは、野性獣の本能がほとばしってる感じ。
ゴジラ役の中島春雄さんは、酸素ボンベを着用して危険な撮影に臨んだのだとか。
そんな決死の覚悟が生んだ「南海の大決闘」。名勝負です。

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今日の1枚

それでは、そんな名シーンを伝える、ふゆき画伯(?)の「今日の1枚」
ゴジラとエビラ、南海の激戦を描きました。

敵怪獣エビラは、2つの大バサミでゴジラを苦しめます。
このハサミに限らず、見た目は巨大なエビ。実際、全身を見ると、エビと同じように尾ひれがあります。
エビフライにしたら何匹分だろうなぁ…なんて不謹慎な考えはNGです(苦笑)。

ありがとう、南海の大決闘! ありがとう、ゴジラ、エビラ、モスラ!

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